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Appleは本日、毎年恒例の世界開発者会議（WWDC）を6月7日から11日までサンフランシスコのモスコーニ・ウエストで開催すると発表しました。5日間にわたるこのカンファレンスでは、iPad開発セッションやiPhone OS 4のハンズオンラボ、そしてMac OS Xコアテクノロジーラボなど、初となる様々なセッションが行われます。

「今年のWWDCでは、開発者の皆様に、世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステムであるiPhone OS 4について深く学んでいただくための、詳細なセッションとハンズオンラボをご用意しています」と、AppleのiPhoneソフトウェア担当シニアバイスプレジデント、スコット・フォーストール氏は述べています。「WWDCは、開発者の皆様がAppleのエンジニアやインターフェースデザイナーと肩を並べ、iPhoneおよびiPadアプリをさらに改良できる、またとない機会を提供します。」

WWDC 2010は、アプリケーションフレームワーク、インターネットとWeb、グラフィックスとメディア、開発ツール、コアOSという5つの主要技術トラックにおいて、熟練した開発者向けに高度なコンテンツを提供することに重点を置いています。Appleのエンジニアが、ソリューション指向の100以上のテクニカルセッションとラボを提供します。WWDC 2010は、非常に多様なコミュニティに、世界中から集まる何千人ものiPhone、iPad、Mac®開発者と交流する機会を提供します。

5 つのテクノロジー トラックをサポートするために提供されるセッションは次のとおりです。

●アプリケーションフレームワーク: ローカル通知とプッシュ通知の実装、アプリケーションの将来性確保、Foundation について、iPhone OS 4 の Foundation の新機能、Cocoa テキストの高度なヒントとコツ、Cocoa および Cocoa Touch の API 設計、高度なジェスチャ認識、iAd への広告の統合、サーバー駆動型のパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスの構築、iPhone OS 4 での Core Location の使用、Event Kit によるカレンダーの統合。
●インターネットと Web : Web 標準を使用したオーディオとビデオの配信、Safari の統合開発ツールを最大限に活用する、HTML5 ローカル データ ストレージの使用、iPhone OS の Web ページにタッチとジェスチャの検出を追加する、標準 Web テクノロジーによる情報グラフィックの作成。
●グラフィックスとメディア: OpenGL ES のチューニングと最適化、OpenGL ES シェーディングと高度なレンダリング、iPhone OS の OpenGL ES の概要、Mac OS X の OpenGL、iPhone OS のゲームデザインと開発、Game Center の紹介、Game Center でのゲームのセットアップ、Game Center テクニック、実践的な Core Animation AV Foundation の紹介、AV Foundation を使用したメディアの編集、HTTP ライブストリーミングの進歩。
●開発者ツール：開発者ツールの概要、Interface Builder を使用したアプリケーションの設計、iPhone OS での Objective-C の効果的な操作、コアデータの習得、高度な Objective-C およびガベージコレクション手法、Instruments を使用した高度なパフォーマンス分析、iPhone 開発のための Xcode の習得、iPhone OS でのマルチタスクの採用。
● Core OS：iPhone OS のネットワークアプリケーション、Core OS ネットワーキング、安全なアプリケーションの作成、iPhone OS アクセサリで動作するアプリケーションの開発、Mac OS X の I/O キットデバイスドライバー、Bonjour® を使用したネットワークの簡素化。

さらに、WWDC 2010 では、iPad と iPhone の Apple Design Award 受賞者が 5 名ずつ発表されます。応募資格はなく、デザイン、技術的優秀性、革新性、品質、技術の採用、パフォーマンスなどの基準に基づいて App Store から受賞者が選出されます。

Appleはこれまでと同様に、WWDCでiPhone 4Gを発表すると広く予想されている。

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