Lamiyi

Appleは、新型12インチRetina MacBookのレビュー公開を解禁しました。先行レビューで寄せられたレビューをご紹介します。

The Verge：
予想外の驚きがありました。13インチMacBook Airに戻った後、大きくてゴツゴツした感じがしたんです。MacBook Air自体がエンジニアリングの傑作であることは間違いありません。しかし、新しいMacBookと比べると、重くて、ちょっと不格好で、画面も凡庸な、時代遅れのように感じました。あのAirには戻りたくなかったのですが、結局戻ってしまいました。

未来の問題は、それがまだここに来ていないということだ。私たちは今を生きている。そして今、このノートパソコンのシングルポートを使うのに必要なアダプタやワイヤレス周辺機器のエコシステムが存在しない。バッテリー駆動時間を犠牲にすることなく必要なアプリを動かすのに十分なプロセッサも搭載されていない。それに、このノートパソコンは1,299ドルと決して安くはない。しかし、歴史が示すように、これらの問題はすべて解消されるだろう。しかも、おそらくあなたが想像するよりもずっと早く。そうなったら、私はこのMacBookを使うだろう。MacBookを。未来よ、急げ。とんでもなく急げ。

TechCrunch：
Appleの新しいMacBookは、3月にサンフランシスコでステージ上で発表された際、あまりにも劇的な変化に見え、一部の人々に不快感を与えることは避けられませんでした。しかし、実際には、その大きな変化は想像以上に受け入れやすいものでした。確かに、ノートパソコンを唯一のコンピューターとして扱い、結果として様々な機器を接続するユーザーにとっては、おそらく最良の選択肢ではないかもしれません。しかし、デスクトップマシンを補完するモバイルMacを探している人や、仕事で一日中Macを使うわけではない人（つまり、一般消費者の大多数）にとっては、これは未来志向でありながら、現代においても同様に効果的なノートパソコンと言えるでしょう。

WSJ：
新型MacBookはAirと同じ道を辿ると思います。今後数年間で改良が進み、手頃な価格で未来の生活に欠かせないツールになるでしょう。しかし、現時点では、より実用的でスリムな、日常使いに最適なノートパソコンの選択肢があります。MacBook Airは総合的に見て最良の選択肢であり、MacBook Pro Retina 13は大きなステップアップであり、PCユーザーにとってDellの最新XPS 13に勝るものはありません。

Mashable：
iPadは愛用しているけれど、ちゃんとしたキーボードと大きな画面が欲しいという人にぴったりのノートパソコンです。iMacや大型のMacBook Proを補完する、素晴らしいセカンドコンピュータです。MacBookは理想的な「学生向け」コンピュータかもしれません。大学時代に、こんなに薄くて軽いMacBookがあったらどんなに良かったか、想像もつきませんでした。私にとって新しいMacBookで最も重要なのは、今現在の姿ではなく、それが何を象徴しているかです。5年後には、今スターバックスで目にするMacBook AirやMacBook Air風のマシンは、新しいMacBookに似たマシンに取って代わられるでしょう。これが未来です。

CNET：
この新しいMacBookは、より汎用性の高い13インチMacBook AirやProよりも、より少数のユーザー層にぴったり合うでしょう。しかし、ポートの少なさ、バッテリー駆動時間の短さ、プロレベルの写真・動画編集には不向きな性能、慣れるまでに時間がかかる浅めのキーボードといった制限を我慢できる人は、その鮮明なディスプレイ、薄型軽量のボディ、そして反応の良いタッチパッドを気に入るでしょう。ただし、私の最大の注意点は、これまでの経験から判断すると、このラップトップの近い将来世代ではUSB-Cポートが少なくとも2つに倍増し、実用性が大幅に向上するということです。ですから、多くの新しいテクノロジー製品と同様に、たとえ12インチで2ポンド（約900g）のゴールドMacBookを今すぐ手に入れれば、コーヒーショップで一番クールな若者になれるとしても、次期モデルを待つ価値はあるかもしれません。

ブルームバーグ：
新しいキーボードとトラックパッドの革新、魅惑的なインダストリアルデザイン、そして内部コンポーネントの大幅な小型化により、MacBookはポータブルコンピュータの進化における重要な次のステップと言えるでしょう。しかし、このマシンは万人向けではなく、特にデバイスに極限の性能を求める人には不向きです。それでも、スタイルを重視し、超ポータブルなデバイスを必要とし、鮮明でクリアなRetinaディスプレイのためにパワーを犠牲にすることをいとわないなら、まさに理想のコンピュータと言えるでしょう。

ArsTechnica：
結局のところ、新しいMacBookは第一世代の製品という感じです。非常に優れた第一世代の製品ですが、それでも第一世代の製品です。期待できる点もある一方で、いくつかの大きな欠点もあり、この製品が象徴する「素晴らしい新未来」に飛び込む最初の人になる必要はありません。私はメインのコンピューターとしてiMacを使い、ソファやカフェ、飛行機の中では13インチのMacBook Airを使っていますが、おそらく90%の確率でこのMacBookはAirの代わりに問題なく使えます。もしこれがメインのコンピューター、あるいは唯一のコンピューターになる場合、あるいはThunderboltを何らかの用途で使う数少ない人の一人であるなら、お勧めしにくいでしょう。

Engadget：
初代Airと同様、新型MacBookも高価で、万人向けではありません。特に、可能な限り携帯性に優れたマシンを求め、画面品質にも妥協したくない裕福な消費者向けです。Windowsユーザー志望者にとっては、この価格設定は魅力的ではないかもしれません。Windowsには、同等の鮮明な画面と豊富なポートを備えた魅力的な選択肢が数多く存在します。しかし、Macへの乗り換えなど夢にも思わない熱心なMacファンにとっては、新型MacBookはAppleのラインナップの中で、特にこのレベルの画面を搭載している点において、断然最軽量のマシンです。特に今のところは万人向けではありませんが、Airのような性能であれば、いつか標準となるかもしれません。

新しいMacBookは、Apple Online Store（Apple Store）、直営店のApple Store、および一部のApple製品取扱店を通じて、4月10日（金）より販売開始となります。MacBookは、1.1GHzデュアルコアIntel Core Mプロセッサ（Turbo Boost時は最大2.4GHz）、8GBメモリ、256GBフラッシュストレージ、Intel HD Graphics 5300を搭載し、価格は1,299ドル（米国）からとなります。また、1.2GHzデュアルコアIntel Core Mプロセッサ（Turbo Boost時は最大2.6GHz）、8GBメモリ、512GBフラッシュストレージ、Intel HD Graphics 5300を搭載し、価格は1,599ドル（米国）からとなります。