
Apple、対話技術企業VocalIQを買収
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フィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、Appleは対話技術企業VocalIQを買収した。
アップルは、英国に拠点を置くスタートアップ企業を買収した。この買収に詳しい関係者によると、同社の人工知能(AI)ソフトウェアは、コンピューターと人間がより自然な対話を行えるように支援する。VocalIQ
は機械学習を駆使し、SF映画『her/世界でひとつの彼女』のサマンサや『アイアンマン』のジャービスといったキャラクターに登場する会話型コンピューターを再現するバーチャルアシスタントを開発している。今回の買収は、アップルによる今年3件目の英国企業買収となる。

Appleはおそらく、VocalIQの技術を同社のデジタルパーソナルアシスタントSiriの改良に活用するだろう。同社はそのプラットフォームについて次のように説明している。
2011年以来、私たちはユーザーの自然な会話の流れを学習し、それに基づいてデバイスを制御するスマートプラットフォームの開発に取り組んできました。私たちの目標は、機械とのインタラクション体験を拡張し、日常生活のあらゆる側面を変えることです。私たちの技術の基盤は、英国ケンブリッジ大学の音声対話システムグループにおける10年以上にわたる学術研究に基づいており、世界クラスのエンジニア、研究者、そして起業家からなるチームによって推進されています。

VocalIQは、Siriなどの人気の音声アシスタントをおもちゃと呼んで批判してきた。
大手テクノロジー企業は皆、Siri、Google Now、Cortana、Alexaといったサービスの構築に数十億ドルを注ぎ込んでいます。いずれも大きな期待を背負って華々しくローンチされましたが、消費者の期待には遠く及びませんでした。Siriのように、おもちゃとしてしか使われなかったものもありました。残りは忘れ去られました。当然のことです。
VocalIQは、「学習しない事前にプログラムされたフローチャートベースの応答」を使用するのではなく、「人間とデバイスの間で実際の自然な会話を実現する、世界初の自己学習型対話API」を開発したと主張している。
チームは米国に移転するのではなく、ケンブリッジに留まると予想されている。
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