
サムスン、3GPPに完全準拠した初の5Gモデムを発表
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サムスンは本日、第3世代移動通信システム(3GPP)リリース15(Rel.15)に完全準拠した初の5Gモデム「Exynos Modem 5100」を発表しました。省電力10nmプロセスを採用したこの新モデムは、従来の無線アクセス技術もシングルチップでサポートします。
Exynos Modem 5100は、3GPPの5G規格で規定されているサブ6GHz帯とミリ波帯の両方の周波数帯に加え、2G GSM/CDMA、3G WCDMA、TD-SCDMA、HSPA、4G LTEなどの既存ネットワークをシングルチップソリューションでサポートします。5Gはまず既存のネットワークインフラ上で導入されると予想されるため、商用実装においては、他の通信ネットワーク間のデータ伝送効率と信頼性を最大化するシングルチップ設計のメリットが期待されます。
「サムスンの通信技術におけるリーダーシップと市場で実証された知識により、業界初の5GモデムであるExynos Modem 5100を開発することができました。このモデムは最新の3GPP規格に完全準拠しています」と、サムスン電子の社長兼システムLSI事業責任者であるカン・インヨプ博士は述べています。「業界が5Gへの移行に向けて準備を進める中、サムスンはモバイルアプリケーションをはじめとする新興産業における革新的なアイデアと新サービスの成長を継続的に推進していきます。」
このモデムは、5Gのサブ6ギガヘルツ(GHz)設定で最大2ギガビット/秒(Gbps)、ミリ波設定で最大6Gbpsの下り速度を実現し、それぞれ従来機の約1.7倍、約5倍のデータ転送速度を実現します。また、4Gネットワークでも下り速度1.6Gbpsを実現し、高速かつ安定したデータ通信を確保します。
Exynos Modem 5100 には、無線周波数 IC (RFIC)、エンベロープ トラッキング (ET)、電源管理 IC (PMIC) ソリューションも提供されており、2018 年末までに顧客に提供される予定です。
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