Lamiyi

構造工学協会は、Appleの「ガラスのランタン」Zorlu Storeに構造工学優秀賞を授与しました。この賞は、審査員の裁量により、その年における最も優れた構造工学の事例を表彰するために授与されます。

この最新の構造ガラスデザインは、現在の材料製造の限界の中で、可能な限り最も純粋なフォルムを実現しています。長さ10m、高さ3mの四面は、接合部のない透明なガラス張りの単板壁で、地震荷重に耐える効率的な構造形態を提供すると同時に、完全な透明性と建築的な純粋さを提供します。現場でシームレスに接合されたCFRP（炭素繊維強化プラスチック）パネルで作られた軽量の超薄型屋根は、完全に滑らかで均一な軒裏を提供すると同時に、建物全体の耐震性能を向上させています。このようなミニマルなプロジェクトでは、ディテールに細心の注意を払う必要があり、その結果、固定具は一切なく、5枚のパネルは構造用シリコンで接合されています。

審査員は、エンジニアとファブリケーターのコラボレーションによって、建築的にも卓越したミニマリズムな構造が実現された、まさに最高の事例だと評価しました。強化合わせガラスを一枚一枚使用し、軽量で超薄型のCFRP屋根を構造用シリコン以外の接合部なしに支えるという手法は、構造用ガラス技術を新たな次元へと引き上げています。卓越したエンジニアリングと細部へのこだわりによってのみ、このようなシンプルさと純粋な表現を実現できるプロジェクトです。

4月にオープンしたばかりのApple Storeについて、その印象的な様子を記事にしました。トルコのイスタンブールにある新しいZorlu Centerに店舗を構えるApple Storeは、地上にそびえるガラス張りの長方形の建物と、地下に2階建ての店舗を擁しています。長方形の上には、Appleのロゴがあしらわれた巨大な白い屋根がそびえ立っています。この屋根は、周囲のマンションの高層階からも見ることができます。

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