
クアルコムとアップルの関係はソフトウェアアクセスをめぐって破綻した可能性がある
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ブルームバーグの報道によると、クアルコムとアップルの間で流出した電子メールは、両社の関係がソフトウェアアクセスをめぐる意見の相違により破綻した可能性があることを示唆している。
ブルームバーグが確認した電子メールによると、アップルとクアルコムが関与する数十億ドル規模のチップ供給契約は、両テクノロジー大手間の激しい法廷闘争のきっかけとなった特許料の問題ではなく、ソフトウェアへのアクセスをめぐる争いが原因で実際には破談になった可能性があるという。
クアルコムは、アップルが自社のコードを使用してインテルのモデム技術開発を支援していると非難したが、アップルの最高執行責任者ジェフ・ウィリアムズはそのようなことはあり得ないと否定した。
「アップルの悪意について私が想像した限りでは、このコードに基づいて何か重要な価値のあるものが漏洩する現実的なシナリオを思いつくのは難しい」とウィリアムズ氏は2017年9月に書いている。
ウィリアムズ氏は、このソフトウェアを使用する「ファイアウォール」エンジニアに提案し、ライセンス紛争を通じてクアルコムがアップルにモデムを供給し続けるよう説得しようとした。
「ライセンス紛争によって、この巨大なビジネスチャンスに対するチームの適切な判断が鈍らないことを願うばかりだ」とウィリアムズ氏は述べ、アップルが2018年にクアルコムに約20億ドル相当のモデムを発注する予定であることを指摘した。「ライセンス問題が解決することを期待しながら、ある程度のビジネスの流れを維持できればと思っていた」
クアルコムのスティーブ・モレンコフCEOはウィリアムズ氏に対し、ソフトウェア問題は「ライセンス紛争とは無関係」だと語り、今後2年間で少なくとも50%のiPhoneに同社のモデムを採用するという約束と引き換えにソフトウェアへのアクセスを提供すると申し出た。
結局、両社の間で合意に至らず、2017年11月にクアルコムはアップルが自社のソフトウェアライセンスの条件に違反し、前例のないコードへのアクセスを利用してインテルを支援したとしてアップルを提訴した。
詳細については、下記のリンク先の完全なレポートをご覧ください。
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