Lamiyi

WSJの報道によると、サムスンはアップルが販売するiPhone X1台あたり約101ドルの利益を得ると予想されている。

カウンターポイント・テクノロジーの分析によると、今後20カ月間でアップルのデバイスがサムスンにもたらす収益は、ギャラクシーS8の部品製造で得られる収益より約40億ドル多い見込みだという。

カウンターポイント社は、2019年夏までにAppleがiPhone Xを1億3000万台販売し、サムスンが1台あたり110ドルの利益を得ると予測している。一方、Galaxy S8の世界販売台数は5000万台と予想され、発売後20ヶ月でディスプレイやチップなどの部品からサムスンが1台あたり202ドルの利益を得ると予測している。これは、部品表（BOM）予測に基づく推計である。カウンターポイント社の分析には、サムスン電子に加え、バッテリーとコンデンサを製造するサムスン関連会社2社からの部品販売も含まれている。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、サムスンとのこの敵味方関係は他に類を見ないもので、iPhoneのデザインをめぐる激しい法廷闘争を通して続いてきたと指摘している。サムスンの従業員はAppleをコードネームで呼んでいると報じられており、中でも「Lovely Opponent（素敵な相手）」の略称である「LO」が最も人気がある。会議では、サムスンの幹部はiPhoneを取り出す出席者に「大丈夫だ。彼らは我々の最高の顧客だ」と告げる。

アップルは部品供給でサムスン以外の企業との提携を模索しているが、同社はしばしば技術の最前線に立っており、アップルもその地位を必要としている。

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