Lamiyi

The Vergeの報道によると、司法省はAppleの今後の音楽ストリーミングサービスに関するビジネス慣行を調査している。複数の情報筋によると、Appleは大手音楽レーベルに対し、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスにおける無料楽曲のライセンス供与を停止するよう圧力をかけているという。

Appleは、フリーミアムサービスで提供される楽曲数を減らすことで、WWDCで発表されると噂されているストリーミングサービスの需要増加を狙っている。司法省の職員は既に、Appleの疑惑のビジネス慣行について音楽業界の幹部らに事情聴取を行っている。

ある情報筋によると、Appleはユニバーサルミュージックグループに対し、YouTubeでの楽曲配信を停止すればYouTubeの音楽ライセンス料を支払うと申し出たという。「ティム・クック氏に至っては、彼らは非常に厳しい」とある情報筋は語った。もしAppleがレーベル各社を説得して無料ストリーミングサービスから楽曲を撤回させることができれば、競争に深刻な打撃を与える可能性がある。ニューヨーク・ポスト紙によると、Appleはこの件に関して欧州連合（EU）の競争委員会からも調査を受けている。

アップルは音楽ストリーミングサービスをめぐってレコード会社と厳しい交渉を続けており、当初は競合他社よりも低い価格を提示したい考えだったが、その計画を撤回したと報じられている。

iOS 8.4ではミュージックアプリが刷新されたが、ストリーミングサービスは提供されなかった。しかし、同社は6月のWWDCでこのサービスを発表すると予想されている。