Lamiyi

ブルームバーグの報道によると、Appleは広告代理店TBWA\Chiat\Dayに頼らず、自社でテレビ広告を制作するようになるという。Appleは30年以上にわたりTBWA\Chiat\Dayに依頼しており、同社の象徴的なCM「1984」にも同社が関わっていた。

Appleはすでに社内チームにiPad Airの厚みを鉛筆に例えた広告を制作させており、今年放映された他の広告も担当している。関係者によると、Appleの社内チームにはChiat\Dayから数名を雇用したほか、Appleのクリエイティブチームを率いるタイラー・ウィスナンド氏が参加している。また、Appleは1月に音楽ディレクターのデヴィッド・テイラー氏も採用している。

アップルの広報担当者エイミー・ベセット氏によると、昨年はiPad Airの薄さを強調した広告を制作したほか、今年はロビン・ウィリアムズが映画『いまを生きる』のセリフを引用したCMや、現在放映中の他の広告も制作したという。事情に詳しい関係者によると、社内チームには、iPhoneメーカーであるアップルにのみサービスを提供するTBWA部門、メディアアーツラボからアップルが引き抜いた少なくとも2人が含まれているという。

サムスンの裁判により、TBWA/メディアアーツラボとアップルの関係が不安定だったことが明らかになったため、今回の動きは全く驚くべきことではない。