Lamiyi

Strategy Analyticsの調査によると、Appleは2011年第4四半期に世界最大のスマートフォンベンダーとしての地位を取り戻した。

ストラテジー・アナリティクスのアソシエイト・ディレクター、アレックス・スペクター氏は、「世界のスマートフォン出荷台数は前年比54％増の1億5,500万台に達し、2011年第4四半期には過去最高を記録しました。Appleはサムスンを抜いて、出荷台数で世界最大のスマートフォンベンダーとなり、市場シェアは24％に達しました。Appleのスマートフォン出荷台数は前年比128％増の3,700万台に急増しましたが、これはiPhoneファミリーの販売が多くの国、数十社の通信事業者、そして複数の価格帯に拡大したためです。」と述べています。

ストラテジー・アナリティクスのエグゼクティブ・ディレクター、ニール・マウストン氏は次のように付け加えた。「アップルは四半期ベースでスマートフォン市場のトップに立ったが、サムスンは2011年に初めて年間ベースで市場リーダーとなり、世界シェア20%を獲得した。2011年の世界のスマートフォン出荷台数は5億台に迫っており、サムスンは現在、世界最大かつ最も価値の高い消費者向け電子機器市場の1つであるこの市場で、アップルと並んで2強の争いを繰り広げる優位な立場にある。」

ストラテジー・アナリティクスのディレクター、トム・カン氏は、「ノキアの世界スマートフォン市場シェアは、2010年の33%から2011年には16%へと半減しました。タッチスクリーンスマートフォンのポートフォリオの低迷と、巨大な米国市場におけるプレゼンスの低さが、昨年のノキアの市場縮小の原因となりました。ノキアとマイクロソフトの提携は2012年に大きな注目を集めるでしょう。業界は、米国、日本、そしてその他の地域で急速に台頭している高価値4G LTE市場において、両社がいかに迅速に事業を拡大できるかを注視しています」と述べています。