アップル、控訴裁判所で独占禁止法監視員の資格剥奪に失敗

アップル、控訴裁判所で独占禁止法監視員の資格剥奪に失敗

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アップル、控訴裁判所で独占禁止法監視員の資格剥奪に失敗

連邦控訴裁判所は、アップルが電子書籍の価格を吊り上げるために出版社と共謀していたことが発覚した後に任命された独占禁止法監視人のマイケル・ブロムウィッチ氏の資格を剥奪しようとするアップルの申し立てを却下した。

ロイター通信は、ニューヨークの米国第2巡回控訴裁判所が、ブロムウィッチ氏を監視人として失格させるというアップルの申し立てを却下したデニス・コート判事の裁量権乱用はなかったとの判断を下したと報じている。

ブロムウィッチ氏は、アップルのビジネス慣行を過度に調査し、幹部へのインタビューを要求して会社の業務に干渉したとして非難されている。また、原告と不適切に協力し、1時間あたり1,100ドルという法外な料金を請求したとして非難されている。

注目すべきは、デニス・ジェイコブズ巡回裁判所判事が、ブロムウィッチ氏に対するアップルの申し立ての一部は「ためらわせる」ものだと述べたことだ。特に、ブロムウィッチ氏が原告らと協力してアップルが起こした訴訟に反対し、支持する宣誓供述書を提出した事例がそうだった。

しかし、ジェイコブス氏は、記録によれば、ブロムウィッチ氏の資格剥奪を必要としないと判断したことは「地方裁判所が裁量権を濫用したとは言えない」と述べた。

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