Lamiyi

サムスンの後継者、李在鎔（イ・ジェヨン）氏は大統領の恩赦を受け、正式に同電子機器複合企業の経営権を回復できることになったとブルームバーグが報じている。

この決定により、韓国で最も著名な実業家の御曹司が、世界最大のメモリチップおよびスマートフォンメーカーの経営権を正式に掌握する道が開かれた。李氏の復帰は、インフレ、ウクライナ紛争による市場の混乱、そして中国の新型コロナウイルス対策のロックダウンによる物流の混乱に見舞われた韓国経済にとって、安定をもたらす力となると見られている。半導体技術をめぐる米中間の緊張の高まりは、二大経済大国に主要工場を構えるサムスンの長期計画を複雑化させている。

2021年、李氏は当時の韓国大統領朴槿恵氏をめぐるスキャンダルに関与したとして、懲役2年6ヶ月の判決を受けた。李氏は、政権交代を円滑に進めるため、槿恵氏とその親友である崔順実氏に約3,000万ポンド相当の賄賂を渡し、政府の意向を取り付けた罪で有罪判決を受けた。李氏は18ヶ月間服役した後、仮釈放された。

韓国政府は「経済活性化を通じて経済危機を克服するため、執行猶予付きの刑期が最近終了したサムスン電子の李在鎔副会長を復職させる」と発表した。

李氏に与えられた特別恩赦は、韓国の独立記念日である8月15日から発効する。李氏は金曜日に国民に謝罪し、「新たなスタート」を切ることを約束した。仮釈放の条件では、李氏は5年間は就労できないはずだった。

サムスンの会長職は、2020年10月に父の李健熙氏が死去して以来空席となっており、李氏がその役割を引き継ぐ可能性もある。

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