TSMC、iPhone 7が第3四半期の利益と売上を押し上げ、2016年の見通しを上方修正

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ロイター通信は、iPhone 7が第3四半期に同社の利益と売上高の新記録達成に貢献したため、TSMCは2016年の収益予想を引き上げたと報じている。

世界最大の受託チップメーカーの強気な見通しは、サムスン電子が技術史上最も高額な製品安全上の欠陥の一つとなり、同社のスマートフォン「ギャラクシーノート7」を廃棄したことを受けて、9月初めに発売されたiPhone 7の売れ行きに対する期待が高まっている中で発表された。

TSMCは売上高の伸び率を11～12%と予想しており、従来予想の5～10%を下回っている。共同CEOのマーク・リュー氏は決算説明会で、「ハイエンドスマートフォンの需要は引き続き改善するだろう」と述べた。同社の第3四半期の純利益は28%増の30億8000万ドルに達した。

特に注目すべきは、TSMCの幹部が、サムスンのギャラクシーノート7の失敗がビジネスにどのような影響を与えるかについてコメントするのは時期尚早だと述べたことだ。

「サムスンは非常に強い企業です」とTSMCの広報担当エリザベス・サン氏は述べた。「今日の問題は、サムスン自身でさえ原因を説明できないことであり、皆が不安に思っていることだと思います」

iPhone 7は2016年後半のTSMCの収益の少なくとも10～15%を占める可能性が高い。

Lamiyi