Lamiyi

シャープは、鴻海・フォックスコンと、様々な事業分野で協業する戦略的グローバルパートナーシップを構築することで合意し、また、鴻海グループに対し第三者割当増資による新株式を発行すると発表した。

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エレクトロニクス業界を取り巻く市場環境は、デジタル技術の発展による急激な価格下落やグローバル市場における競争の激化など、厳しさを増しています。こうした市場の変化に迅速に対応していくことが不可欠だと考えています。

事業環境を鑑み、鴻海グループの中核企業である鴻海精密工業は、シャープの液晶技術を高く評価し、最終的に大阪府堺市の液晶パネル工場で生産される大型液晶パネルおよび液晶モジュールの最大50%を調達することを決定しました。この液晶パネル工場は、提携企業間で設立された1つの会社によって相互に運営されます。

また、今回の提携により、シャープのオンリーワン部品・製品開発力と鴻海グループの実装技術力・コスト競争力を融合することで、両社の強みを融合した新たなビジネスモデルを構築し、市場ニーズに適合したコスト競争力のある部品・製品を投入することが可能となります。

シャープは、協業分野を拡大することで今回の提携を強化し、鴻海グループから第三者割当増資で調達した資金を新技術導入のための投資に充当し、中長期的な収益性の向上とグローバル市場での競争力強化につなげていく考えだ
。

アップルはディスプレイ技術に関してシャープと提携しており、フォックスコンはアップル製品の主要メーカーであるため、この提携はクパチーノの同社にとって有益であるとみられている。