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フィナンシャル・タイムズ紙は、アップルのCEOティム・クック氏を今年の人物に選出した。

スティーブ・ジョブズ氏の死後3年間、54歳のクック氏は、物言う投資家からの攻撃や、故ジョブズ氏なしでアップルが成功できるという一部の人々の信頼喪失にも屈することなく、毅然とした態度を貫いてきた。今年は、前任者の影から抜け出し、独自の価値観と優先事項を会社に刻み込んだ年となった。それは、新たな人材の獲得、資金運用方法の見直し、より広範な協業への門戸開放、そして社会問題へのより一層の注力だ。

新型iPhoneが発売記録を次々と塗り替える中、クック氏はApple WatchやApple PayといったiPhoneメーカーをファッションと金融の領域へと押し上げる製品を発表し、ジョブズ氏とともに衰退したと多くの人が懸念していた革新の精神を取り戻した。その過程で、Appleの今年の評価額は、Googleの時価総額にほぼ匹敵するほど上昇した。

クック氏はタイム誌の「今年の人」にも選ばれていたが、その栄誉はエボラ闘士たちに贈られた。

ファイナンシャル・タイムズによるクック氏の全プロフィールは、以下のリンクからご覧いただけます。

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