ウィストロン、インドでのiPhone組立事業をタタ・グループに売却へ [レポート]
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ウィストロン、インドでのiPhone組立事業をタタ・グループに売却へ [レポート]

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ウィストロン、インドでのiPhone組立事業をタタ・グループに売却へ [レポート]

エコノミック・タイムズによると、ウィストロンはバンガロール近郊のコーラーにあるiPhone組み立て工場をタタ・グループに売却する。今回の売却は、アップルの他の委託製造業者であるフォックスコンとペガトロンがインドでのプレゼンスを拡大している中で行われた。

ウィストロンは、2017年にインドでiPhoneの組み立てを開始したAppleの世界的な契約製造業者3社の中で最初の企業だった。しかし、部品製造​​やベンダー管理の在庫保有など、Appleのサプライチェーンに深く関与できなかったことが、この台湾の契約製造業者が世界第2位のスマートフォン市場であるインドから撤退する主な理由の1つとなっている。

同社はまた、国内の労働文化の把握に苦労し、2021年12月に工場で暴動が発生した。

ウィストロンの幹部は同サイトに対し、最終製品の単なる組み立て業者では長期的な利益が見込めないため、インドからの撤退を検討し始めたと語った。同社はむしろ、ベトナムとメキシコにある中核のIT製造事業の方が将来性が高いと考えている。

ウィストロンは2020年に昆山事業所をラックスシェアに売却した後、中国でのiPhoneの組み立ても中止しており、インド事業は注力するには規模が小さすぎた。

「ウィストロンはインドにおけるアップル事業で利益を上げることができていない。アップルとより高い利益率を求めて交渉したが、世界的に見てフォックスコンやペガトロンと比べると規模が小さいため、必要な交渉力がなかった」と幹部は語った。

さらに、FoxconnとPegatronはインドでAppleの在庫管理に携わっているが、Wistronは利益率の高い事業に参入することができなかった。

「需要を測り、様々な部門に出荷するためのシステムが必要ですが、ウィストロンはそれが欠けていました。しかも、フォックスコンやペガトロンに比べると、ウィストロンははるかに小規模な企業です」と幹部の一人は語った。

売却はまだ正式に完了していないものの、タタの幹部はすでに工場の要職に就いています。詳細は下記のリンク先にあるレポート全文をご覧ください。

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