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インフィニオンとインテルは、インフィニオンのワイヤレスソリューション（WLS）事業を約14億ドルの現金取引でインテルに譲渡する正式契約を締結しました。インフィニオンは、現行および過去のiPhoneにベースバンドを提供しています。

世界のトップ携帯電話メーカーに携帯電話プラットフォームを提供するリーディングプロバイダーであるWLSは、既存の顧客にサービスを提供する独立した事業体として事業を展開します。WLSはまた、スマートフォンからノートパソコン、組み込みコンピューティングに至るまで、コネクテッドコンピューティングをユビキタス化するというインテルの戦略にも貢献します。

インテルの社長兼CEOであるポール・オッテリーニは、「ワイヤレスソリューションに対する世界的な需要は、驚異的なペースで成長を続けています。インフィニオンのWLS事業の買収は、当社のコンピューティング戦略の第二の柱であるインターネット接続を強化し、Wi-Fi、3G、WiMAX、LTEに至るまで、あらゆるワイヤレスオプションを網羅した製品ポートフォリオを提供できるようになります。より多くのデバイスがコンピューティングを行い、インターネットに接続するようになるにつれ、インテルは、ノートパソコンからハンドヘルド機器、そしてそれ以降のあらゆるコンピューティング分野における成長の可能性を最大限に活かすことができるよう、全力で取り組んでまいります。」と述べています。

インフィニオンテクノロジーズAGのCEO、ピーター・バウアーは次のように述べています。「WLSの売却は、インフィニオンの価値を高めるための戦略的決定です。これにより、自動車（ATV）、産業・マルチマーケット（IMM）、チップカード＆セキュリティ（CCS）というコア事業における力強い成長に向けて、リソースを集中させることができます。これは、インフィニオンのすべてのお客様、従業員、そして株主にとって素晴らしい展望をもたらします。私たち全員がこの取引から大きな恩恵を受けることになります。従業員と経営陣の過去数年間の並外れた努力のおかげで、WLSはこの事業に最適な新しいオーナーと共に、さらなる成長を遂げる絶好の立場にあります。」

インテルの取締役会、インフィニオンの監査役会および経営委員会は、この取引を承認しました。本取引は、最終契約に定められた規制当局の承認およびその他の慣例的な完了条件に従い、2011年第1四半期に完了する予定です。

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