USB 3.1仕様が完成、10Gbpsの速度を実現

USB 3.1仕様が完成、10Gbpsの速度を実現

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USB 3.1仕様が完成、10Gbpsの速度を実現

USB 3.0 プロモーター グループは本日、SuperSpeed USB が最大 10
Gbps で動作できるように機能強化が追加された USB 3.1 仕様の完成を発表しました。

SuperSpeed USB 10 Gbpsは、より効率的なデータエンコーディングを採用し、強化された完全な下位互換性を備えたUSBコネクタとケーブルを介して、
既存のSuperSpeed USBの2倍以上の実効データスループット性能を実現します。既存のUSB 3.0ソフトウェアスタックおよびデバイスクラスプロトコル、既存の5 Gbpsハブおよびデバイス、そしてUSB 2.0製品との互換性も
保証されています。

「USB 3.1仕様は、主に既存のUSB 3.0プロトコルとハブ動作を拡張して
速度スケーリングを行うとともに、次に高い物理層速度を10Gbpsと定義しています」と
USB 3.0プロモーター グループの会長、ブラッド サンダース氏は述べています。

仕様チームは、より高速な速度をサポートするために行われた変更が制限され、既存の USB 3.0 アーキテクチャとの一貫性が保たれ、製品開発が容易になるように懸命に取り組みました。」


HPビジネスPCソリューションズ最高技術責任者のトム・ボノラ氏は、「USBテクノロジーのこの進歩は、お客様にとって重要な進展であると認識しています。USB
3.1仕様により、既存デバイスとの下位互換性を維持しながら、より高速なデータ転送に対するお客様の高まるニーズに応えることができます
。」と述べています。

もちろん、この新しい仕様は、AppleとIntelが主導する、より強力でありながら普及率の低い技術であるThunderboltと競合することになります。4月、Intelは最大20Gbpsの速度を特徴とする次世代Thunderboltを発表しました。

新しいThunderboltホストコネクタはRedwood Ridgeというコードネームで呼ばれ、次期第4世代Coreプロセッサに搭載される予定です。また、Falcon Ridgeというコードネームで呼ばれるThunderbolt技術は、20Gbpsの転送速度に加え、4Kビデオファイルの同時転送と表示を可能にします。この新技術は既存のケーブルやコネクタとの下位互換性を備えています。生産開始は2014年を予定しています。

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