アップル、自社製電源管理チップへの移行を開始、Dialogへの発注を30%削減

アップル、自社製電源管理チップへの移行を開始、Dialogへの発注を30%削減

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アップル、自社製電源管理チップへの移行を開始、Dialogへの発注を30%削減

フィナンシャル・タイムズ紙によると、Appleは自社製の電力管理チップへの移行を開始し、Dialog Semiconductorへのチップ発注量を30%削減した。Dialogは本日発表した声明で、Appleの計画を認めた。

英独企業は、アップルが半年も経たないうちに「アップルの潜在的な措置」によって今年の事業が打撃を受けることはないと保証していたにもかかわらず、チップの発注量を30%減らすことを決めたと述べた。

ダイアログ社は、受注の減少により2018年度の収益が約5%減少すると予想しており、Appleが自社製チップへの移行を続けるため、その後も同様の減少が見込まれると見ている。

「来年も同様の(電力管理チップの需要の)減少が見込まれるが、それ以上は分からない」と、ジャラル・バゲルリCEOは述べた。「新規顧客との新たな取引を数多く進めている」

ダイアログ社の収益の4分の3はアップル社からのもので、アップル社が独自のチップを開発する見通しを発表して以来、同社の価値はすでに半分以上下落している。

本日の発表は以下からご覧いただけます。

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Dialog Semiconductorは、Appleから2018年スマートフォンプラットフォーム向けメイン電源管理IC(PMIC)の供給量予測のシェアを縮小して提供されました。2018年スマートフォンプラットフォーム向けサブPMIC、およびタブレット、ウェアラブル、ノートブック向けを含むその他すべてのPMICの供給量予測に変更はありません。

スマートフォンプラットフォーム向けカスタムPMICの1つがデュアルソース化されるのは今回が初めてであり、これにより2018年度の売上高は約5%減少すると見込まれます。当社は2018年度の売上高成長を依然として見込んでいます。過去数年と同様に、売上高は下半期に大きく左右される見込みです。

Dialogは、Appleの主要PMICサプライヤーとしての地位を継続するためには、Appleの技術、品質、価格、そして生産量の期待に応えること、そしてAppleの要件を満たす先進技術の開発を継続することが不可欠であると考えています。また、Dialogは、将来のApple製品向けに、電源管理以外の新たなミックスドシグナル技術の可能性を継続的に模索していく予定です。
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