Lamiyi

英国下院委員会は、全650名の議員に新しいiPad Air 2とノートパソコンを支給すると発表した。ハードウェアの更新費用は、議会の任期1年につき約20万ポンドとなる。

総費用は約100万ポンドだが、国会議員やスタッフが紙面を印刷するのではなくデバイス上で書類を読んで注釈を付けることで、年間300万ポンドを節約する計画だとComputer Worldは指摘している。

影の内閣府大臣チー・オンウラ氏は、議員を「デバイスに依存しないデジタルプラットフォーム」ではなくiOSの使用に縛り付ける決定を批判した。「ナイジェル・ミルズとキャンディークラッシュの例を見ればわかるように、議員はiPadのゲームやiTunes、その他の機能を使うでしょう。私の選挙区のほとんどの有権者が利用できないプラットフォームに、国で最も影響力のある人々を縛り付けるのは間違いだと思います。そして、脱税の問題は言うまでもありません。私は議会において、デバイスに依存しないデジタルプラットフォームの実現を推進しています。」

しかし、委員会のジョン・サーソ委員長は、iPadは2012年から議会全体で使用されており、「現在のビジネスプロセスとインフラに統合されている」と指摘した。

「現時点でAppleのOSから移行すると、これらのプロセスを変更するコストが発生します」と彼は述べた。「当社が求めるのは、SIM対応でセキュリティも高く、長寿命で将来のアップグレードにも対応できるタブレットです。Apple iPad Air 2はこれらの要件を満たしており、類似モデルと比較して価格も競争力があります。」

議員らは、英国で499ポンドで販売されている16GBのWiFi + Cellular iPad Air 2を受け取ることになる。

[テレグラフ] [コンピュータワールド]