
サンバーナーディーノ地方検事、押収したiPhoneに「休眠中のサイバー病原体」が含まれている可能性があると主張
- Lamiyi
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サンバーナーディーノ地方検事マイケル・ラモス氏は、捜査中に押収されたiPhoneに「休眠中のサイバー病原体」が含まれている可能性があると主張している。
「iPhoneは郡所有の電話機で、サンバーナーディーノ郡のコンピュータネットワークに接続されていた可能性がある。押収されたiPhoneには、サンバーナーディーノ郡のインフラを危険にさらす潜伏中のサイバー病原体を拡散させるための兵器として使われたという、押収されたiPhoneにしか見られない証拠が含まれている可能性がある」とラモス氏は裁判所への提出書類で述べた。
「休眠中のサイバー病原体」というと恐ろしく聞こえるが、セキュリティ専門家はそのようなものは存在しないと言う。
iPhoneフォレンジックの著名な専門家、ジョナサン・ズジアルスキー氏は、Arsにこう語った。「彼はこれらの用語をその場その場で作り上げているように聞こえます。コンピュータサイエンスでは、これらの用語を使ったことはありません。彼が示唆しようとしているのは、ファルークが何らかの人物と共謀して、iPhoneに何らかのウイルスやワーム、あるいはそれらに類するものをローカルネットワークに感染させるプログラムをインストールしようとしていたということだと思います。どんな可能性だってありますよね?ネットワーク上に何らかのサイバー病原体が存在することを示す証拠、あるいはファルークのiPhoneがシステムに不正なコードを導入しようとしたことを示すログやネットワークキャプチャは、彼らには何かあるのでしょうか?」
ジジアルスキー氏はまた、地方検事が裁判所を欺いてFBIに有利な判決を下させようとしている可能性も示唆している。
これは、裁判所を欺き、FBIに有利な判決を操作しようとして不合理な行動を取らせることを目的としたアミカス文書としか思えません。端末にマルウェアがインストールされている、あるいはインストールされている可能性があるという証拠は一切提示されていません。また、FBIのネットワークが侵害されたという証拠も提示されていません。彼らは実質的に、この携帯電話に魔法のユニコーンが存在するかもしれないと言っているようなものです。
注目すべきは、郡の広報担当者デイビッド・ワート氏がArsに対し、「郡はこの報告には一切関係ありません。これは地方検事が提出したものです」と語ったことだ。
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