暗号化をめぐる争いが続く中、Appleはセキュリティ専門家のジョン・カラス氏を再雇用
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暗号化をめぐる争いが続く中、Appleはセキュリティ専門家のジョン・カラス氏を再雇用

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暗号化をめぐる争いが続く中、Appleはセキュリティ専門家のジョン・カラス氏を再雇用

ロイター通信によると、アップルは自社のデバイスにさらに強力な暗号化とセキュリティ機能を導入するために、セキュリティ専門家のジョン・カラス氏を再雇用したという。

アップルの広報担当者は、カラス氏が5月に同社に復帰したことを確認した。カラス氏は1990年代にアップルに勤務し、2009年から2011年にかけてはMacに保存されたデータを保護する暗号化システムを設計した。

この人事は、iPhoneの暗号化をめぐってAppleとFBIが公然と争った後に行われた。この争いは、おそらくまだ終結には程遠いものと思われる。FBIはAppleに対し、政府関係者が利用できるバックドアをデバイスに組み込むよう求めている。Appleは、これは数百万人のユーザーのセキュリティを危険にさらすことになると主張している。

カラス氏は、企業が法執行機関によって自社の暗号化製品への侵入を強制されることに反対している。しかし同時に、法執行機関が裁判所命令に基づき、未公開のソフトウェアの脆弱性を利用して技術システムにハッキングすることを許可し、その後脆弱性を公表して修正できるようにするという妥協案を支持するとも述べている。

カラス氏はこの分野で豊富な経験を有しています。盗聴から通話を保護する企業であるSilent Circleと、ハッキングが非常に困難な携帯電話を販売する企業Blackphoneの共同創業者です。

「ジョンの長年の夢は、可能な限り最も安全な製品をより多くの人々に届けることだった」と、カラス氏とともに安全な電子メール会社サイレントサークルを共同設立したマイク・ジャンケ氏は語った。

LinkedInで、カラスは4月にサンフランシスコ・ベイエリアにある「I Could Tell You But Then I'd Have To Kill You and Associates」で働き始めたと述べている。「パーソナルステルスモード」という自身の職務について、「話すことに興味はない。でも、やっているし、気に入っている」と書いている。

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