Lamiyi

サムスンは、第3四半期の営業利益が前年同期比58～62%減少する見込みだとウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。これはアナリストの予想下限を下回るものであり、4四半期連続で営業利益が減少したことになる。

サムスンは、スマートフォンの出荷は「わずかに増加した」が、価格の低下とマーケティング費用の増加により利益率は低下したと述べた。

同社は、ハイエンド市場において、これまで同社の製品の特徴であった大画面化を実現した新型Apple iPhone 6およびiPhone 6 Plusとの競争激化に直面している。また、ローエンド市場においても、中国端末メーカーとの熾烈な競争に直面している。

サムスンの第3四半期にはiPhone 6の販売がわずか12日間しかなく、アナリストはアップルの新しいスマートフォンの影響が第4四半期にはさらに大きくなると予想している。

野村證券のアナリスト、CW・チャン氏は、アップルのようなデザイン性やソフトウェア・エコシステムといった本質的な差別化要因がなければ、サムスンはコモディティ化したハードウェアメーカーへと転落していくだろうと述べている。チャン氏は、サムスンの携帯電話とタブレットの営業利益率は2013年の21%から2016年には11%に低下すると予測している。

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